テンジロウのブログ

音楽とか読書とか日常とか

AKIRA 漫画版の魅力を解説します

テンジロウです。

 

A.D.2019

ってドキドキするのは私だけじゃないと思う。

[AKIRA]

 

1982年~1990年まで連載された大友克洋の超名作、漫画[AKIRA]です!

当時中学生の私は物凄い衝撃に打たれてドはまり!

あの世界観に圧倒されて夢中になった。

舞台は翌年(2020年)に東京オリンピックを控えた2019年のネオ東京。

自分がネオ東京に入り込んでしまったかのような感覚。

ページをめくる度に奥へ奥へと。

 

漫画を読んでいるというよりもAKIRAワールドを体験しているとでもいうのだろうか。

ネオ東京から帰れなくなってしまうとでもいうのだろうか。

 

~凡人の私が思うAKIRAのスゴイところ・斬新だったところ~

 

1.ネオ東京のネーミングセンス!

日本国内の地名でカタカナ。今でこそセンター南とか南アルプス市とかカタカナついてますけど、当時ありましたかね?

 

 

2.登場人物のネーミングセンス!

[金田]・[島鉄雄]・[甲斐]・[山形]・・・普通すぎる!!金田と甲斐と山形の名前は?

(金田は正太郎って名前らしいが劇中では出てこない)

ヒロインが[ケイ]・・・え?それだけ?名前なの?姓なの?ニックネームなの?

[大佐]・・・え?何大佐なの?(敷島らしいけど、やっぱりでてこない)

[ドクター]・・・もういいや

[隊長]・・・・・・・・

その他[タカシ][マサル][キヨコ]や[竜][根津]や

今でこそありそうなネーミングですけど、当時はすごく新鮮でした。

 

 

3.金田のバイクのデザイン!

カッコよすぎます。

AKIRAが無かったら今のビッグスクーターも無かったんじゃないでしょうか?少なからず影響受けてますよね?

 

 

4.物凄い緻密な書き込み!

ネオ東京をどっぷり体験できます。

もう廃墟なんて芸術級のリアルさです。

(女の子は余り可愛くありませんが・・・)

 

 

5.世界観設定(予言?)!

1982年に東京で新型爆弾が炸裂し東京が崩壊した後、東京湾にネオ東京が建設されます。

物語の舞台は2019年、軍隊が組織されテロリストが暗躍するネオ東京。

2020年に東京オリンピックが開催される予定でした。

旧市街の爆心地への一般人の立ち入りは禁止されています。

(これって今の現実日本と似てると思うの俺だけ?)

 

 

6.AKIRAがなかなか登場しない、主人公がアキラじゃない!

漫画のタイトルでもあるアキラが物語の最初1/3ぐらいは全然でてきません。

 

 

7.主人公グループの不良たちが見た目全然ワルそうじゃない!

連載当時の不良といえばリーゼント、パンチパーマ、そりこみ、長ラン、ボンタン、タバコ、特攻服、等の所謂ヤンキーでしたが

AKIRAの不良たちはボッチャン刈り、変なゴーグル、ツナギ等

これが当時ヤンキー全盛の時代にすごく新鮮でした。

 

8.超能力漫画なのに主人公の金田になんの力もない!

超能力バトル漫画なのに主人公の金田はただの暴走族のリーダーってなんかワクワクしません?大抵の読者も超能力者じゃないんで。

 

9.ストーリー!

最初から最後まで全くといって良いほどストーリーの破綻がありません。

最終回まで描いてから連載を開始したのかと思うほどです。

1巻から最終6巻まで無駄なコマが1コマもない!

当時中学生の私には難しい部分もありましたが、それでも読ませる圧倒的迫力と説得力がありました。

 

 

等々あげだしたらキリが無いし魅力を伝えきれないのでこの辺にします。

どんな漫画?って人に聞かれても、凡人の俺には何て説明していいのやらって感じです。

 

今まで色んな漫画読んできたけどAKIRAの衝撃を越える作品には出会えて無いような気がします。

 

 

AKIRA(1) (KCデラックス)

AKIRA(1) (KCデラックス)