こんな妄想をしてた少年時代 「たたかえ我らのコスモファイター3DK」

テンジロウです。

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俺が少年の時に住んでいた市営住宅の3DKの部屋は夜になると戦闘機となり宇宙に飛び立つ。

 

宇宙を自由自在に飛び回り、侵略軍を迎撃するのだ。

 

しかし3DKの部屋の中というべきか、宇宙戦闘機の中はいたって平穏である。

最高最新の技術によって、戦闘の衝撃、音、振動、光など、今が戦闘中であると分かる要素は内部に一切伝わらない構造になっている。

壁の向こう、天井の向こう、床の向こうは宇宙空間であり、今まさに侵略軍と戦闘の真っ只中であるのだが内部にいる俺達に戦闘の気配が届く事は無い。

だが実際にはレーザービームが飛び交い、爆発、轟音、ドッグファイト、激しい戦闘が繰り広げられている。

 

遠い宇宙の果てで日本時間の深夜になると毎晩、俺の住んでいた3DKの部屋は戦いを繰り広げている。

 

誰が操縦しているのか?それはまだ子供である俺には分からなかった。

 

親父は普通に飯を食っている。

オカンは皿洗いをしている。

弟はスヤスヤ寝ている。

当然俺は何もしていない。

ということは遠隔操作されているのか?自動操縦なのか?

 

ただ俺の住んでいた3DKの部屋が地球の平和を守っている事は間違いない。

 

日本時間の朝まで激しい戦いが繰り広げられるが、俺は安らかにぐっすりと眠りにつくのだった。

 

この事は絶対に口外してはいけない。

絶対に秘密である。

 

こんな妄想をしてた少年時代の俺。