何事もはっきり言わないとダメだこりゃ。

テンジロウです。

 

今回は久々俺の愛すべき後輩くんの話。

 

俺の会社は毎年社員旅行に行く。

会社を休業にしないように別々の日程で社員を半分に分ける。

10月の第一週に1班が旅行に行き、第二週に2班が旅行に行くという具合だ。

それぞれの社員が自分の都合でどちらかの班を選ぶことができる。

と、そんな感じだ。

両方2回行くことは流石にダメです。

まぁ年1回の社員間の交流と息抜きだ。

 

今年は俺の愛すべき後輩くんが、そんな恒例の社員旅行の幹事だ。

 

ある日の夕方、後輩くんが俺に声を掛けてきた。

「テンジロウさん、旅行のアンケートなんですけどよろしいですか?」

「アンケート?いいよ、なに?」

「4択なんですけど、テンジロウさんは今回の旅行は、①1班で行く・②2班で行く・③1班と2班どちらでもいい・④不参加、  どれですか?」

なんやねんアンケートって、昨日今日の付き合いでもあるまいし普通に「今回の旅行どうします?」って聞けんのかいと、後輩くんの事務的口調に少しイラっとしながら、10月ならさほど忙しくなさそうだし1班でも2班でも行けるかなと思った俺は。

「あ~どっちでもいいわ」と答えた。

「わかりました、ありがとうございました。」とまた事務的に挨拶をし、後輩くんは去っていった。

うんうん、班がかたよると調整も大変だからな、少ない方の班に俺を組み込んでくれればいいよ。

がんばれよ後輩くん、良い旅行になるといいな。

と、俺は心の中で勝手にひとり先輩風を吹かせていた。

 

そして数日後、後輩くんのデスクの上に旅行の班編成表が置いてあるのを見つけた俺は「お?どれどれ?どんな班編成になったんだ?俺は誰と一緒かな?」とこっそり覗いてみた。

すると不参加の欄に一人だけ名前が書いてあった。

「今年の不参加は一人か、誰が行かないんだ?ん?ん?え?」

なんと不参加の欄に俺の名前が書いてある。

え?俺旅行に行けないの?

「1班でも2班でもどっちでもいいよ」って伝えたつもりだったのだが、後輩くんは「行っても行かなくてもどっちでもいいよ」と受け取ったということだろうか?

仮にそうだとしても不参加にされてしまうとは・・・後輩くん・・・

あなた俺の事をどう思っているんだい?

 

おい後輩。

お前の事務的口調にイラつき、ラフな感じで「あ〜どっちでもいいわ」と答えた俺も悪いけど、不参加にしちゃうのはあんまりじゃね?

だから勇気を出して聞く。

「なあなあ後輩?俺って不参加なの?編成表で俺不参加になってたけど」って。

俺の事やっぱりそんなに嫌いなのか?

旅行ぐらい俺から離れて行きたかったか?

問答無用で不参加にしてしまう程そんなに俺が憎いか。

俺にいけないところがあれば言ってくれ。

だから勇気を出して聞いたよな?俺。

そしたら後輩くん「え?そうでしたっけ?行きます?」って。

 

俺の事なんかイチイチ覚えてもいないのね。

もっと印象に残る先輩になるようにがんばります。