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私がパチンカスだったころの話をしようか

 テンジロウです。

 

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若いころからパチンコを少しやってはいたのですが。

2009年頃から2013年頃まで完全に私は所謂パチンカスでした。

診断してもらったわけでは無いのでわかりませんが、自分ではパチンコ依存症だったのではないかと思っています。

おかげさまで今は全くパチンコに興味はありません。

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私がパチンカスだった時のお話をしたいと思います。

今考えると異常な事ばかりですが、当時は何も疑う事無くパチンコをし続けていました。

失った時間とお金は相当なものです。

 

  • 何よりもパチンコが優先

とにかく自分の生活の最優先事項がパチンコです。

仕事が終わったら即パチンコ屋に直行。

そして閉店まで打つ。

これを毎日繰り返します。

休日はなんだかんだと適当な理由をつけて家を抜け出しパチンコ屋に直行。

パチンコが全ての生活になります。

 

  • パチンコ店に入店するときの高揚感

パチンコ店に向かっている時は勝つことしか考えていません。

負けることなど一切考えていません。

只々ハイな気分になっています。

パチンコ店ほど落ち着く場所はありません。

 

  • 負けて帰る時の絶望感

やっちまったという絶望感と後悔に苛まれます。

自己嫌悪に陥って、もう二度とパチンコなどやらないと心に誓います。

 

  • 前日に辞めると誓ったはずがまた店に向かう

もう前日に負けたことなど忘れて普通に仕事が終わるとパチンコ店に向かっています。

しかも昨日負けた分以上に今日勝てば万事OKと思っています。

「トータルでは勝ち」とかいう謎思考に脳が犯されています。

そんな都合よく勝てるわけがありませんが。

いつもと変わらず店に向かうときは気分が高揚しています。

 

  • お金は全てパチンコの軍資金

パチンコ以外にお金を使うことに抵抗を感じます。

何かを買ったり何かに使うという事はそれだけ軍資金が無くなるという事です。

パチンカスにとってパチンコ代以外は全てムダ金です。

 

  • たまに勝っても次の日にはそれ以上に負ける

たまに勝ってお金が増えることもありますが、それも全て次の軍資金になるだけです。

間違いなく数日以内には全て溶けて無くなります。

しかもそれ以上に負けます。

トータルで負け。

 

  • パチンコをやっていない時間は損をしていると思ってしまう。

パチンコをしていない時は損をしていると感じてしまいます。

パチンコをしていない時は無駄な時間を過ごしているという狂気の思考回路をしていました。

 

  • 何か臨時収入があっても全てパチンコの軍資金となる

とにかくお金は全てパチンコの軍資金となります。

それ以外のお金を使うのは非常に勿体ないとおもってしまいます。

 

  • パチンコ店の中では金銭感覚が異次元

パチンコ店内でのパチンカスの金銭感覚は次元が違います。

間違いなくお金の価値は1/10以下になっていると思われます。

1,000円札なんて紙きれ同然です。

何の躊躇もなくドンドン投入できてしまいます。

周りを見渡してもみんなそうです。

ガンガン1,000円札を投入しています。

今考えると恐怖をかんじます。

10,000円なんか30分で溶かすのは簡単です。

 

  • ここまで軍資金を突っ込んだんだから今やめるのはもったいない

50,000円とか負けていても今やめれば負け確定と思ってしまいドンドンつぎ込んでしまいます。

あと1,000円あと1,000円と投入していき閉店時間が訪れて100,000円負け確定です。

絶望です。

 

  • 月の小遣い20,000円のはずなのにとにかく毎日パチンコをしている

謎です。

 

 

といった感じで、とんでもない思考回路で生きているわけです。

完全に脳が破壊されている状態です。

正式に診断してもらったわけではないですが完全にパチンコ依存症だったと思います。

 

2012年にスロットを打っていて「レギュラーボーナス」というのに掛かった時のことなのですが。

レギュラーボーナスというのは次の大当たりである「ビッグボーナス」への足掛かりなので、そこからさらにコインを投入して回していく必要があるのです。

しかしその時既に私のコインは尽きていました。

もう1,000円投入しようと財布を見ても数百円(スロットは当時最低1,000円必要)しか入っていません。

車の中なども漁ってみましたがお金などありませんでした。

そこで普通の人ならあきらめて帰るのですが完全パチンカス思考の私は、なんと隣の見ず知らずのおじさんに「コインを少し分けて貰えませんか?」と懇願したのです。

人見知りな性格のはずなのに。

おじさんは「は?」という顔をしながらも投げ捨てるように20枚ぐらいくれました。

多分私に関わるのも面倒くさいと思ったのでしょう。

この時、さすがに今の俺は人間として最底辺だと気づきました。

これはマズイ、これは情けなさすぎる、なに俺クズすぎる。

金もないのにパチンコ屋に通い、挙句の果てには見ず知らずの人にコインをくれと懇願する。

俺はここまで堕ちたかと・・・

一生懸命育ててくれた母親の顔まで浮かんできました。

俺には家族もいるんだけど・・・

この時に本当にパチンコを辞めようと心の底から思いました。

しかしパチンコ依存症とは恐ろしいもので、辞めるまで1年程かかってしまいました。

そして2013年の9月を最後にパチンコとはきっぱり縁を切りました。

 

今は特にパチンコをやりたいとは思いません、時間と金が勿体なさすぎます。

私は常に耳鳴りがしているのですがもしかしたらパチンコの影響があるのかもしれません。

もう過去のことなのでどうでもいいのですが、失った時間とお金は戻ってきません。

パチンコをやって得たもの・・・何もありません。

パチンコを辞めて得たもの、お金、時間、正常な金銭感覚、心の余裕等々。

パチンコなんて百害あって一利なしだとおもいますよ・・・本当に。

 

趣味として程々に楽しむのなら良いと思いますけど・・・

正常な思考回路を保ちたいので私は今後一切パチンコには近づきません。

 

また機会があれば私がどうやってパチンコを辞める事ができたかを書きたいと思います。

 

以上ここまで読んでくださってありがとうございました。

失礼します。