「今日、昼休みにエックスの曲がかかった」
と、中学3年の次女が私に言ってきた。
エックスとは所謂X JAPANのことである。
私は中学生の時にXのBlue Bloodというアルバムを聴いて
人生が変わったことがあるぐらいにはXを愛している。
次女の話は、
中学校の昼休みに放送部が生徒からのリクエストを募り
音楽を流すのだけれど
そこでX JAPANの曲が流れたということのようだった。
そういう文化は私が中学生だった30年前もあった。
当時は、BOΦWYやブルーハーツ、プリプリ、ラフィンノーズなんかが
よく流れていたかな。
今はなんだろう。
ワンオクロックとかあいみょんとかBishとか?
いや、もっと多様なんだろうな・・・
しかし令和の、この時代にXをリクエストする中学生がいるとは驚いた。
しかも女の子だとのこと。
そんな話を聞くと涙が出るほど嬉しくなる。
そこで私が気になるのは、どの曲が流れたかだ。
私は次女に尋ねてみた。
「どの曲?紅?エンドレスレイン?フォーエヴァーラブ?ラスティネイルとか?」
すると次女は
「いや違う、そんなんじゃない、お父さんがたまにギターで弾いてる曲、車でもよくかかってるやつ。聴いた時お父さんの車の中かと思ったもん(笑)」
俺がたまにギターで弾いて、よく車でかかってる紅でもエンドレスレインでもない曲?
「もしかして、この曲?」と
試しに次女に1曲聴かせてみた。
「あっこれこれ!ランチの時間にかかったのこれ!」
いきなりヒット。
っていうか。うっそ!?まじ!?これ令和の女子中学生が聴くの!?
その曲はなんと!
「Blue Blood」だった。
この事実を知った時、私はドキドキして興奮を抑えられなくなってしまった。
30年前に中学生の私が衝撃を受けた楽曲を、今の中学生も同じように聴いている?
わざわざCDを放送室に持ち込み、リクエストをして流している?
世代を超えてBlue Bloodが鳴り続けている?
はっきりいって心が高揚した。
この話を聴いた時、紅とかRusty Nailとか
ある程度世間に知られている曲が流れたのかな?と思ったんだけど。
よりによってブルーブラッドって!!
ゆるされることなら、その子にハグしたい!!
あかん!
BLUE BLOODを伝え続けてくれている中学生がいるという事実が
とてつもなく嬉しい。
その子は、インスタにもhideの画像をあげていたりしてるらしい。
自分が生まれる前のギターヒーローに想いを馳せているんだ。
私はおこがましくも、Xを好きになってくれてありがとうって言いたい。
そこで私は次女に「その子と、お話してみたいんだけど」って言ってみた。
しかし「私もしゃべったことないから無理」って言われてしまった。
しかたない・・・
令和の中学生とX談義を繰り広げるという私の夢は一瞬で消えたが
Xのビートとメロディは新しい世代に繋がっていっている。
この素晴らしい事実は私の心を高揚させた。
やっぱりBlue Bloodってすごいな。