「新しい時代を作るのは老人ではない!」
これは「機動戦士Zガンダム」の最終50話での
クワトロ・バジーナ(シャア・アズナブル)のセリフです。
35年ほど前のアニメなのですが
このセリフが今になって、私の心に刺さります。
簡単に説明しますと機動戦士Zガンダムでは
【エゥーゴ】【ティターンズ】【アクシズ】という3つの勢力が争っています。
この時のエゥーゴの実質的指導者クアトロ・バジーナことシャア・アズナブルは
ティターンズのパプテマス・シロッコと、アクシズのハマーン・カーンと三つ巴の激戦を繰り広げていました。
その戦いで、モビルスーツ「百式」の右腕を斬り落とされ
右足を破壊され劣勢のクアトロ。
そのクワトロを自分を犠牲にしてでも、守り逃がそうとする「Zガンダム」の少年パイロット・カミーユ・ビダン。
撤退をうながすクワトロに対してカミーユは言います。
「あなたはまだやることがあるでしょ、この戦争で死んでいった人たちは世界が救われると思ったから死んでいったんです!僕もあなたを信じますから!」
そんなカミーユに対してクワトロは
「君のような若者が命を落として、それで世界が救えると思っているのか!」
「新しい時代を作るのは老人ではない!」
とカミーユを諭したのです。
私は今45歳ですが、この歳になって本当にこの言葉が突き刺さります。
この言葉は、今の現代社会へ向けられているような気がして仕方がないのです。
35年前のアニメのセリフが令和の時代に強烈なメッセージを送っているような気がします。
私は今の若い人たちに言いたいです。
いや、すべての人々に言いたい。
「新しい時代を作るのは老人ではない!」
いつまでも権威・権力の座から動こうとしない老人たち。
若者を大切にしない日本企業。
引退間近の爺さんたちに国を任せていてもいいのか?
定年間近のオジサンたちに、あなた達の働き方を決められていてもいいのか?
若者こそが未来を作るんです。
若者こそがこれからの時代の主人公なんです。
私たち大人は、若者たちに希望を見せなければいけません。
先の見えない不安に溢れた世界。
今までの常識が通用しない時代が訪れています。
古い昭和や平成の価値観ではこれからは生きていくことは出来ません。
まったく新しい価値観が必要です。
scrap and build.
時代は変わっていくのです。
「新しい時代を作るのは老人ではない」
この言葉の意味を今一度よく考えてみたいと思っています。