暑いですね～
夏です。
夏ですよ皆さん！！
ナツいアツです！！
夏と言えばなんでしょうか？
プール、水着、お祭り、浴衣、海、山、スイカ、かき氷、エアコン、扇風機。
いいですよね～夏はやっぱりいい。
でも忘れてはいけないのが、やっぱりホラーです。
そしてホラーといえばゾンビです。
今回は私が面白いと思ったゾンビ漫画を、いくつかご紹介したいと思います。
最近のゾンビ漫画は、とても個性的なのが多くて一言で「ゾンビ漫画」と言っても本当に様々なんです。
この記事で、あなたのお気に入りのゾンビ漫画が見つかれば幸いです。
面白いのは、各漫画によってゾンビの呼び方が違うこと。
ぞれぞれの名称がユニークだったりしてその漫画の特徴を表しています。
現実でゾンビが現れたら我々は奴らをなんと呼ぶのでしょう・・
それではいってみましょう！
アイアムアヒーロー
漫画アシスタントの「鈴木英雄（35）」は、
冴えない不満な日々をなんとなく過ごしていたが、
ある日突然、世界は変貌を遂げた・・！？
実写映画化もされた超傑作漫画です。
1巻の冒頭は、いわゆるダメ男の日常を描いた漫画なのかな？と思って読んでいると、
突然世界がひっくり返ります。昨日までの日常が変貌します。
まだ未読の方のために、あまり詳しい解説は控えますが、相当ヤバいです。
リアルな描写に圧倒されます。
実際の建築物や見たことある風景などが描かれていて、現実感がスゴイ。
アイアムアヒーローの世界に没入できること間違いなしです。
劇中では、ゾンビの事を「ZQN」と呼んでいます。
DQNとゾンビを掛け合わせた造語ですね。
漫画ごとでゾンビの呼び方がそれぞれ違うのも面白いです！！
「アイアムアヒーロー」劇中におけるゾンビの呼称：「ZQN」
不死と罰
心にある闇を抱えた少年・矢風文人（やかぜふみと）は、
ある日、年上女性と歌舞伎町のラブホテルの一室にいた。
ベットの上で何となく眺めていたテレビは
「都内各地で凶暴化した人がも目撃されました」と報じている。
文人がシャワーを浴びている隙に、部屋から出ていく年上女性・・
「やられた！！」ラブホの一室に取り残され、所持金もすべて奪われた！
そんな中、外では異変が起きていた・・
テレビから流れてくる続報「被害にあった方もまた同じように凶暴化し、噛みつくおそれがあるとのこと」「ウイルスなどの感染症の可能性もあるとのこと」・・・
混沌の地獄と化した歌舞伎町・・
部屋に独り閉じ込められてしまった文人に、絶望が襲い掛かる・・
衝撃的パンデミックホラーです。
そして政府は緊急事態宣言を発出します。
街は血が飛び散り、肉が引き千切れる地獄絵図と化している。
テレビでは原稿を読むように熱のないセリフを発している総理大臣や東京都知事の姿・・外出自粛要請・・・
もちろんフィクションではあるのですが、この国の現実をデフォルメしているような描写に感じるのは私だけでしょうか。
政治家や官僚に、今この国に起こっている惨劇は見えているのでしょうか。
この漫画「不死と罰」は、
ゾンビの蔓延というファンタジーを描いているはずなのですが、
圧倒的現実感を持って私の心に刺さってきます。
この国の病理や社会問題を、感じずにはいられないのです。
「不死と罰」劇中におけるゾンビの呼称：「ヤツら・感染者」
空腹なぼくら
これは意表をつかれました！
漫画はもちろん、映画やゲーム、小説等々、
多くのゾンビコンテンツが巷のは存在しますが、
この漫画のような設定はあまり見たことがありません。
なんと主人公はゾンビです！
しかも言葉を喋り、知能がある。
そして感情までもっている。
ただゾンビなので、食料は生きた人間です。
でも、もう半年は人間を食べていません。
それは、もう食べ尽くしてしまったから・・
ゾンビ社会で食料危機が起こっているのです。
でも、飢えて死ぬことはありません。
だって既に死んでいるから。
そんな中、主人公のゾンビ「航（わたる）」にはある秘密がありました。
航は、人間を一人飼っているのです。
それはとある計画のため。
そう「人類養殖計画」のため。
なんだこれは！？
と、いうのが私の読んだ感想です。
面白いのか面白くないのかよく分からないのですが、
何故か、読み始めたら止まらなくなりました。
何かに惹きつけられるように一気読みしてしまいました。
主人公は知能と感情があるゾンビ。
ほとんど生きている人間がいなくなった世界である計画を実行しようとしていました。
ホラー漫画かと思いきや、これは少し違います。
感動すらおぼえる泣けるゾンビ漫画です。
もちろんゾンビ漫画なのでグロイ描写や目を背けたくなる描写はあるのですが、
それよりも、命の大切さや人が人を想う心を切なく感動的に描いています。
テンポがよくドンドンストーリーが進んでいきますが、ここまで予測不能な展開が続くのはスゴイです。
これからどんな展開になっていくのか目が離せません。
壮大な物語になる予感が首をもたげます。
「空腹なぼくら」劇中でのゾンビの呼称：「歩く死体」
ゾンビのあふれた世界で俺だけが襲われない
もうタイトルに興味が湧きますよね。
ゾンビがあふれた世界で自分だけが襲われないなんて、
無敵の悪魔か？それともヒーローか？
25歳の元サラリーマン・武村雄介（たけむらゆうすけ）は、
ある朝、変わった夢にうなされて目が覚めます。
気がつけば3日も過ぎているし、腕には謎の歯型が・・
ふとネットニュースを観ると「ゾンビ化する人々」なんて記事が目に入る。
慌てて外に出てみると、そこは変わり果てた世界になっていた・・
しかし・・なんかおかしい・・
何故ゾンビは俺に襲ってこない・・？
どういうことだ・・！？
ゾンビのあふれた世界で自分だけが襲われないという、大きな力（？）を得た武村。
彼はこの世界を救うヒーローなのか？それとも？
フルカラーで描かれる漫画「ゾンビのあふれた世界で俺だけが襲われない」。
原作は小説のようで、これはコミカライズ版との事です。
ゾンビだらけで地獄と化した世界で、なぜか自分だけが襲われない・・
腕には謎の歯型の跡が・・
そんなチート状態の主人公ですが、事実を隠し行動します。
他人を救うなんて気持ちは持ち合わせていないように見えますが、
結果として人のためになっている事も。
しかし、人としての欲望を露わにしてしまう事もあり、善人なのか悪人なのかよく分かりません。
人間らしいといえば人間らしいですが・・
エロティックなシーンも多く、登場する女の子も可愛いです。
フルカラーということもあり、絵はキレイですね。
そのため、恐怖感が少し足らないような気はしますが、ストーリーは魅力的なので、
グイグイ読ませてくれます。
「ゾンビのあふれた世界で俺だけが襲われない」劇中でのゾンビの呼称：「ゾンビ」
⇒「ゾンビのあふれた世界で俺だけが襲われない」試し読みはこちらから
ゾン100～ゾンビになるまでにしたい100のこと～
ゴミだらけの部屋でゾンビ映画を観ながら「会社に比べりゃ天国だよな・・・」と、
つぶやくのはブラック企業の社員・天道輝（てんどうあきら）24歳。
3年前、希望を胸に入社したが、今では黒い霧に包まれたモノトーンの世界しか見えない・・
そして口癖は「会社に行きたくない」。
「そんな会社辞めちまえ」と親友からアドバイスをされても、反発する始末。
ブラック企業に勤め続けたアキラは、
完全に思考停止状態となり目がうつろのゾンビ状態となっていた。
そんなある朝、マンションの管理人が人を食べている所を目撃する。
え！？
まさかまさか・・・これは映画なんかで観たことがあるゾンビ・・！？
アキラに気づいた管理人は、謎の雄叫びを上げながら襲ってくる！
管理人から必死に逃げるアキラだったが頭をよぎったのは、
「会社におくれちまうじゃねーか」。
そして街に出ると、そこはゾンビにあふれて大惨事になっていた・・！
そんな光景を目にしてアキラが感じたことは・！？
爽快なゾンビ漫画です！
ゾンビのあふれた世界を目にして歓喜するアキラ。
もう会社に行かなくてもいい！！
ここで世界の素晴らしさに気がつくアキラは、
人生を、青春を取り戻すことを決意する。
やりたい事を我慢するには人生は短すぎる！！
これは現代社会の忙しさの中で、
忘れていた何かを思い出させてくれる青春漫画です。
めちゃくちゃ面白いです。
アキラはブラック企業に比べりゃゾンビに襲われる事なんて余裕とばかりに、
ゾンビの存在などまったく恐れずに、自分のやりたい事を実行していきます。
ゾンビ漫画ですが、あまりグロやホラー要素はありません。
この恐怖の世界の中で、如何に自由にポジティブに生きていくか。
そして、自分の人生にどう向き合うのか。
前代未聞、未だかつてない、ポジティブなエネルギーに溢れたゾンビ漫画です。
「ゾン100」劇中でのゾンビの呼称：「ゾンビ」
⇒「ゾン100~ゾンビになるまでにしたい100のこと~」試し読みはこちらから
いかがだったでしょうか。
ゾンビ漫画と侮るなかれ。
こうやって作品を並べてみると、様々なテーマで描かれている事が分かります。
あなたも、夏のお供に「ゾンビ漫画」を読んでみてはいかがでしょう。
