今日はとてもいい天気ですね。
でもうちの愛犬にはそれが見えないんです。
うちのトイプードルは今年10歳になりました。
じつは2~3年ほど前からほとんど目が見えていません。
原因は白内障です。
あんなに可愛くてクリクリだった黒目が、
今では、勇ましくすらある白い目になっています。
光にも反応しないので、まったく見えていないのでしょう。
兆候はありました。
黒目の真ん中に白いものが出てきて、
モノにぶつかる事が増えてきたのです。
一時期は手術をすることも考えました。
しかし、お医者さんに相談したところ、
白内障の手術はワンコにとってはかなりの負担になる事。
全身麻酔になるため。
手術したとしても治る保証は無い事。
そんな説明を受けた私はかなり落胆しました。
しかし勇気をいただける言葉をいただき手術はしない決心をしました。
犬には、人間には理解ができない不思議な感覚があり。
目が見えないワンコはたくさん存在しているけど、
そのほとんどは元気に暮らしているとのこと。
走り回ったり、ソファに飛び乗ったり。
本当に見えていないのか?と疑うような生活を多くの盲目のワンコはしているとの事。
そんな言葉をお医者さんから聴き、
私は愛犬の白内障と付き合っていく決心をしたのでした。
結果ありがたいことに私自身は、ほとんど不便を感じていません。
愛犬も多分楽しく暮らしているように思います。
相変わらず走り回っています。
相変わらずソファに飛び乗っています。
相変わらず階段を昇っていきますが、途中で止まってプルプル震えています。
そんなに怖いのなら昇らなければいいのに・・と思いながら、
その元気さに笑ってしまいます。
相変わらず長女がご飯を食べていると
ピッタリと横にお座りをしておこぼれを貰おうと待っています。
相変わらず散歩に行く時は大よろこびです。
気をつけなければいけないのは、家の中の配置をあまり変えないという事みたいです。
ワンコは、目が見えていた時の記憶で歩き回っている節があるらしいです。
たしかに、普通に家の中を歩き回っています。
たまに、コツンとぶつかっています。
縁があって私の家に来てくれた愛犬には感謝しています。
愛犬には我が家で幸せになって欲しいのです。
そういえば目がみえなくなって大きく変わったことがありました。
大きなワンコを怖がらなくなったことです。
これはいいです。
目が見えていた時は、大きなワンコに近づかなかったのですが、
今では、普通にクンクンしながら近いづいていきます。
この変化は、なんというか意外でした。
うちの愛犬は、やっぱり面白いなと思った変化でした。
この記事を書いている横でまったりくつろいでいる愛犬です。
こんな我が家に来てくれた愛犬には感謝しかありません。
いい天気の中、今日も愛犬は私に元気を与えてくれているのです。