テンジロウのブログ

音楽とか読書とか日常とか

【小説】2022年の終わりに読んだ染井為人さんの3冊が最高だった

もうすぐ2022年も終わりますね。

時の流れの速さに、驚愕します。

今日ユニクロに買い物に行ったのですが。

つい最近もここに来たな~なんて思っていたのですが、

よく考えたら、前回は1年前でした。

 

2022年は本当に色々な事がありました。

一番大きかったのは、1月に転職したことです。

転職というと、ただ仕事が変わると言うだけなのですが、

仕事が変わるということは、人生が変わると言うことと同義なのかもしれません。

生活が一変するのです。

昨年までの前職では、車通勤だったのですが、

転職後、今年からは自転車&電車通勤となりました。

 

最初は電車がほんと苦痛でした。

しかし今ではむしろ電車通勤が快適となっていまして。

それはなぜかというと、ずばり本が読めるからなんです。

なので、今年はけっこう小説を読みました。

そのせいで、このブログも最近は小説ネタが多くなってます。

 

つい最近は染井為人さんの小説を3冊一気読みしました。

染井さんの小説は、テンポがよくサクサク読めてしかも面白い。

私が読んだのは「悪い夏」「正義の申し子」「震える天秤」という3作品です。

せっかくなんで私が面白かったランキングで軽く紹介させていただきたいと思います。

 

第3位

震える天秤

 

とある田舎のコンビニに高齢者が運転する軽トラが突っ込み、

店員をひき殺してしまうという大事故が発生というところから物語は始まります。

アクセルとブレーキを踏み間違えたらしく、加害者は認知症を疑われていますが・・

主人公はフリーのジャーナリスト・俊藤律(しゅんどうりつ)。

彼はこの事故を取材するために東京からはるばる現場に来ます。

そして加害者が住んでいた村・埜ヶ谷村を訪れるのですが、

何か違和感を感じるのです。

この村は何かがおかしい。

 

 

第2位

悪い夏

 

佐々木守(ささきまもる)は、生活保護受給者のもとを回るケースワーカー。

登場人物は大体クズです。

生活保護を不正受給する者、貧困にあえぐネグレストのシングルマザー、

東京進出を虎視眈々と狙っているヤクザ、そして生活保護の打ち切りをチラつかせ女性に肉体関係を迫るケースワーカーの同僚。

もうホントに守の周りは悪い奴ばかりなのです。

しかし真面目に職員として働いていた守もいずれ・・・。

こんな奴らがどんな物語を繰り広げるのかは、是非小説を読んでください。

読んでいるとジメジメした夏の空気感がとてもリアルに伝わってきます。

この表紙がとても好きです。

 

 

第1位

正義の申し子

 

実は引きこもりの正義のユーチューバー・ジョンこと純が、

悪徳架空請求業者に電話をかけ、相手をおちょくる動画が爆発的に再生数を伸ばす。

それに味をしめたジョンは、その関西弁の架空請求業者と会っての

直接対決を計画する。

その一方で、関西弁の請求業者の男・鉄平もジョンを捕まえようと行動を開始する。

この事がやがて大事件へと発展していく。

二転三転するスピード感ある展開と、すべてが繋がっていく見事な構成は完璧です!

これぞ一気読み!

 

 

それでは最後まで読んでくださりありがとうございました。

2022年もあと少しとなりましたが、一日一日を大切に楽しく過ごしましょう。

それではまた。