人気の減った静かな夜、
スーパーの裏の喫煙所で煙草を一緒に吸うだけ。
知人というほど遠くはないし、
友人というには知らないことが多すぎる。
そんなサラリーマン・佐々木と、
女性店員の田山こと山田。
仕事が終わって、煙草を吸うのが二人にとっては何よりも楽しみ。
そんな素敵な素敵な漫画に私は心癒されているのです。
【「スーパーの裏でヤニ吸うふたり」のあらすじ】
ブラック企業に勤める、お疲れ気味の中年男性・佐々木の、
密かな楽しみは、毎日の喫煙と、行きつけのスーパーの女性店員・山田さんの接客に癒されること。
仕事に疲れたある夜に癒されたくてスーパーに行くが、
お目当ての山田さんは見当たらず。
仕方なく、煙草でも吸って帰ろうかと、喫煙できるところを探していたところ、
お店の裏の喫煙所から、なんだか強い見た目の女性が「ここなら煙草吸えまっせ」と声をかけてくれた。
「じゃあお言葉に甘えて・・・」と佐々木はその女性と一緒に吸うことに。
その女性は「おじさんいつも２番レジに並んでるでしょ、山田さんがお気に入りなんだ」と、話かける。
その言葉に赤面してしまう佐々木・・。
田山と名乗ったその女性、実は・・・！？
こんな感じで「スーパーの裏でヤニ吸うふたり」のハートフルな物語は始まります。
【感想】
この漫画が私は大好きなんです。
仕事で疲れた夜に一人で読みたくなる、そんな漫画です。
人気のない夜のスーパーの裏の喫煙所ってシチュエーションが堪らなく良いんです。
山田さんと田山さんのギャップに、おじさん佐々木は全く気が付かないのですが、
そんな佐々木の鈍感さがとても魅力的であったりします。
鈍感すぎて田山さんからは「にぶす木」なんて言われています。
社畜の佐々木さんと、スーパー店員の田山こと山田さんの、
つかず離れずの絶妙な距離感が本当に素敵で、
いつまでも読んでいたくなるような、そんな漫画が、
「スーパーの裏でヤニ吸うふたり」です。
