テンジロウです。
第3回です。
それでは早速。
マキシマム ザ ホルモン
麺カタこってり変態ミクスチャーロック・マキシマム ザ ホルモンです。
カッケーです。曲はカッケー、唄はカッケー、詞はカッケー、ライブもカッケー、スタイルもカッケー、やることなす事全部カッケー。
もう嫉妬しすぎて逆に大嫌いになっちゃいそうなレベルです。
基本的には日本語ロックなのですが歌詞を見ずに聴くと、ちょっと何いってるかわかりません。
しかしそこらの洋楽よりも圧倒的に言葉の響きがカッコ良かったりするんです。
しかも歌詞カードを見ながら聴くとしっかり日本語なのです。
さらにさらにその日本語の使い方が天才的です。
とにかく聴けばわかるさ。
話は変わらない様で変わりますが
[うしおととら]という漫画をご存じでしょうか?
主人公の中学生[うしお]が大妖怪[とら]と共に妖怪退治をするという、俺も大好きな漫画があるのですが
特別な能力があるわけでも無い少年[うしお]は 、[獣の槍]という武器を持つと途端に髪の毛が伸び、超人的な能力を発揮できるようになるという内容なのですが
以前ギターのマキシマムザ亮君がこんな趣旨の事を言っていたんです。
「何故ギタリスト(特にメタル)はロン毛が多いのか?それは[獣の槍]と一緒でギターを持つと髪の毛が伸びる、俺たちにとってギターとは[獣の槍]」
・・・もう泣きそうになりました。
マキシマム ザ ホルモン 『予襲復讐』 Music Video
これからもギターで世の中に蔓延るロッキンポどもをガンガン退治してほしい。
誰か俺にも、持つと髪の毛が増える獣の槍かギターください。
お次は
Zilch
「日本の神奈川県横須賀市からいらっしゃいました~松本秀人さんです~はりきって~どうぞ~」
このセリフからアルバム[3.2.1]は幕を明けます。
[Zilch]はX JAPANのギタリスト,今は亡きhideさんが1996年に結成したヘビーロックバンドです。
hideさん自信のソロ[hide]、[hide with Spread Beaver]ではポップでバラエティー豊かなロックを鳴らしていて
普段余りロックを聴かない方々の耳にも馴染みやすい音楽性だったのではないかと思います。
しかしこの[Zilch]はヘビー・ダーク・ラウド・そしてどこかポップな全編英語詞のゴリゴリロックなんです。
めちゃくちゃカッケーです。
実はこれこそが本当にhideさんがやりたかったロックだったのではないかと俺は思っています。
たしかhideさんは「Zilchで世界に行く」と言っていました。
非常に残念な事に活動が本格化する前にhideさんは亡くなってしまい、唯一のオリジナルアルバム[3.2.1]も発売されたのはhideさんの死後でした。
歴史に[もし]はありませんが
もしhideさんが生きていたら、日本の松本秀人が世界中に[Zilch]のロックを鳴り響かせていたはずです。
聴け!
ピンクスパイダーのZilchバージョンとか聴いてみたかった。
最後は
LAUGHIN'NOSE
日本の生きるパンクロックレジェンド、ラフィンノーズ。
1980年代にインディーズシーンとメジャーシーンで活動しましたが1991年に解散しました。
その後1995年に再結成を果たし、現在も活動中です。
解散前の1991年以前のラフィンは余り知りません。
周りにラフィンファンは沢山いたのですが、俺は何故かほとんど聴きませんでした。
何か[明るく楽しいポップソング]みたいな印象しかなく、どうも聴く気になれませんでした。
当時はX(現X JAPAN)を聴きまくってましたし。
その後、解散後の94年頃から少しずつ聴くようにはなっていました。
そして1995年、LAUGHIN'NOSE復活!!
若干驚きもありながら
再結成後第1弾アルバム
[LAUGHIN'CUNTS UP YOUR NOSE]
を買いました。
!!!!!!!
驚くべきアルバムでした。
セルフカバーなのですが、とにかく音質が悪い。
「はい!一発録り!!終わり!!マスタリング?なんだそれ美味いのか?」って感じの音質なのですが
これがめちゃくちゃカッコよく、凄まじいハードコアパンクになっているのです。
スピーカーから聴こえてくるのは[明るく楽しいラフィン]では無く[危険な殺気立ったラフィン]でした。
ハマりました。狂ったように聴きまくりました。
勿論復活ライブもいきました。
凄まじかったです。
良い子立入禁止のアンダーグラウンド空間。
パンクス達のモッシュダイブの雨あられ、あちこちでクラウドサーフが起こり、ガンガン人が降ってくる物凄いライブでした。
けが人も出てたんじゃないかなあ?
俺の友達も顔面蹴られてたし。
それからもどんどんラフィンにハマっていきました。
そんな俺のお気に入りアルバムは再結成後5枚目のアルバム[ブットバセ]
コレ狂ったように聴きました。
めちゃカッケー、ラフィンのポップセンスが爆発しているハードコアパンクロックアルバムです。
カスガさんの、どこかメタリックなギターがサイコーです。
現在もバリバリ活動中のLAUGHIN'NOSE
どこまで行ってくれるのか楽しみでしかないです。
それでは
今回はこれにて