テンジロウです。
今日4月8日は長女の高校の入学式と次女の中学の入学式でした。
同日でしたので妻が長女の高校に、俺が次女の中学に付き添いました。
過去記事でも書いた、長女が迷子になったときに行った中学校です。
まだ開校5周年目と新しくキレイな中学校で1年生は7クラスと、少子化なんて関係ないんじゃないのかと思う程、沢山の新入生がいました。
素晴らしい入学式でした。
次女も目をキラキラ輝かせていました。
やはり後で感想を聞くと「中学校に行くのが楽しみ」とのことでした。
だがしかしここは俺。
ただで終わるわけがなかった。
入学式も滞りなく終わり 、さぁ帰ろうかと靴箱に行くと・・・
「あれ?」
俺の靴を置いたと記憶している所に、俺の靴が無い。
「ここじゃなかったかな?」と他をさがしてみるも、やはりない。
困ったなぁ、多分誰かが間違えて履いていったかなと思い、どうしたものかとしばし考えていると。
「どうしたの?」と次女がきた。
「靴が無い」と俺。
「えー?これじゃなくて?」と次女が指さした先に一足の靴が。
確かに似ているような気はするが、そこに置いた覚えは全くなかった。
誰かが何かの都合で移動したのだろうか?
試しにその靴を履いてみるが。
う~ん、ビミョー・・・何か違うような気もするし、この靴のような気もするがビミョー。
「誰のでもいいから履いていっちゃえよ」と悪魔のテンジロウ。
「もし俺のじゃなかったら、持ち主が困っちゃうからスリッパで帰るしかないよ」と天使のテンジロウ。
「やだぁ恥ずかしいから、スリッパで帰るなんてやめて!一緒に帰るの恥ずかしいからやめて!もうやだ~!」と次女。
今まさに悪魔のテンジロウと、天使のテンジロウと、次女の三つ巴の戦いが勃発していた。
あまりにもその戦いが激しかったのだろうか?
「どうかされました?」と近くの先生が声をかけてくれた。
「靴が無くなってしまって」と俺。
「え?そうなんですか?」と先生は、次女の足元を一瞥した後、俺の足元を見遣り「あっお父さんの?」
「はい、私のが無いんですw」と俺。
そしてその先生は、担任の先生と学年主任の先生を呼んでくれた。
担任の先生「え~?お父さんの靴が無いんですか?」
「もう恥ずかしい!やだ~!何でそうなるの?」と次女は大騒ぎ。
そこで担任の先生から「次女さんは長女さんとはタイプが違う感じなんですね」との発言が。
「え?」
後で聞いた話によると、この先生は「長女高校入試迷子事件」の時に長女にお説教をしてくださった先生だったようなのである。
そして「迷子事件」は中学校の先生界隈では超有名な事件になっているようであった。
今度はその有名人の父親が「靴が無いんですw」とか言ってスリッパで立っている。
なんというミラクル、俺が先生だったら爆笑必至だ。
また職員室で一躍有名になっている事は想像に難しくない。
この瞬間、恐らく次女も有名人の仲間入りしたであろう。
「しかたないのでスリッパで帰ります、もしみつかることがあれが教えてください、失礼します」と俺は頭を下げて失礼する事にした。
はっきりいって俺は何も悪くないんだけどね!
「わかりました、お気をつけて」と少し半笑いの担任の先生と学年主任。
どうしてこうも事件がおこるのか。
スーツにスリッパという中々ロケンローな出で立ちでの入学式の帰り道。
「恥ずかしい~!なんでスリッパで歩いてんの?きゃははは」と言いながら次女も意外と楽しんでる。
「今のトラックの運転手、俺の足見てたよな?次女しっかり俺の足元を隠せ!」とか言いながら俺も次女との会話と、状況を楽しんでた。
なんかよく分からんが、オモシロ。