ニコニコ動画やyoutubeで「サトリズムTV」というチャンネルを配信されている浅村正樹さんの書籍「バカのための思考法」を読んだ。
前著の「SATORISM」より少しスピリチュアル感が抑えられて、より私たちの前に現れている物質社会を生きていくために有効な実践的な考え方を綴った内容になっている。
「与えられ脳になっていないか?」ということが一貫して書かれている。
与えられ脳とは、その名の通り自分の思考や行動が、他人の価値観や他人の思考に操られていないかということ。
しかし与えられていない人間など、この国にほとんどいないのが現実ではある。
学校で教育を受け、社会に出て働く。
物を買うためにお金を払い、赤信号になれば止まる。
日本は戦争に負けたという教え、インターネットには膨大な情報。
これらは全て他人から与えられたものである。
しかし、「バカのための思考法」が言及しているのはこの先である。
他人から与えられたものを当たり前のように受け入れていませんか。
目の前に現れている現象が何を意味しているのか考えない「与えられ脳」になっていないですか。
あなたは思考停止していないですか。
この本には私のような凡人がどのようにアタマを使えばいいのか分かり易く書かれている。
思考停止が悪いということではないのだが、バカはバカなりにアタマを磨いて思考を働かせなければ自分の人生を生きることは相当難しいということなのである。
思考が先で現実が後。
まずは思考しないことには何も現実化しない。
具体的にはGAFAMや米国大統領選、日本の借金問題やマスコミ、はたまた牛乳まで。
その他にも様々なキーワードによってあなたの脳を活性化させる、私にとっては魅力的な書籍だ。
現実社会で「自分思考・自分価値観」で生きていきたいと思うなら、
この「バカのために思考法」を読んでみてください。
最後になりますが、この本は本当のバカには内容が理解できないと思います。
しかし、この記事に辿り着いているあなたならまったく問題ありません。